
口の中に突然できる口内炎。
口内炎ができると物を食べたり人と話すのも億劫になってきますよね。
特に近年では舌にできる白い口内炎に悩まされている人が増えているようです。
そのうちほとんどの人がやけどしたり噛んだ記憶がないといいます。
なぜそんなことがおきるのでしょうか。
少し話は反れますが、最近では舌は歯と同じくらい綺麗にするものとして注目されています。
そのため、舌磨きというものも多く販売されています。
特に女性には関心が高いようです。
それだけに舌にできる白い口内炎やブツブツにも敏感になっている人が多いようですね。
話は戻りまして、もし何の心当たりもないのに下に白い口内炎ができる場合はもしかすると病気が原因かもしれません。
ここでは舌にできる白い口内炎やブツブツについて解説していくとともに、その原因や対処法についても紹介していきたいと思います。
口内炎の種類
ひとことに口内炎と言っても実はさまざまな種類があります。
それぞれによって特徴や原因が異なります。
中にはあなどれないものもありますので注意が必要です。
どのような口内炎の種類があるのか紹介していきます。
アフタ性口内炎
まず口内炎の中で最も多いのがアフタ性の口内炎です。
円形や楕円形の白っぽい潰瘍ができる一般的な口内炎です。
何度も繰り返しできる場合は再発性アフタ性口内炎です。
原因はウイルスによるものや免疫力の低下などがあります。
カタル性口内炎
口の中に発赤、紅斑などができた場合はカタル性口内炎の可能性があります。
アフタ性とは異なり境界が不明瞭なことが特徴です。
原因としては虫歯や歯周病があげられます。
ウイルス性口内炎
ウイルス性の口内炎は口の中に紅斑やびらんができます。
ヘルペスウイルスやコクサッキーウイルスと呼ばれるものが原因です。
口腔カンジダ症
カンジダの一種で口内の粘膜に白色の海苔のようなものができます。
それにこれは人から人に感染します。
原因はカンジダ菌によるものや唾液の減少です。
口内炎の中でもかなり厄介な病気です。
アフタ性口内炎の原因と対処方法
それではまず最初に最も多い、アフタ性口内炎の原因と対処方法について詳しく解説していきます。
アフタ性口内炎は円形や楕円形の白っぽい潰瘍ができるのが特徴です。
ウイルスによるものや食生活の乱れによる免疫力の低下などが原因です。
もひろんやけどや噛んでしまってできる口内炎もこれにあたります。
その他には歯ブラシで知らないうちに傷をつけてしまっていることもあります。
歯ブラシはなるべく柔らかいものがオススメです。
アフタ性口内炎の場合は通常3日~5日くらいで完治することがほとんどです。
自然治癒をしたい場合は口内を清潔に保つことが必要です。
あまり刺激しないためにも熱いものや刺激物は控えたほうがよいでしょう。
また口呼吸より、鼻呼吸をすることで早く治すことができます。
口呼吸は口の中が乾燥してしまうため、唾液の循環が悪くなります。
唾液の循環が悪くなると症状が悪化し、それ以外の口内炎を引き起こしてしまう可能性があります。
一日でも早く治したいという人は病院に行くことをオススメします。
内科でもよいのですが、歯科にも良い薬が多くあります。
特にオススメなのが塗り薬です。
口の中に薬を塗るわけですから違和感はありますが、慣れてしまうと気になりません。
痛みもすぐに治まり治りも早いので一番手っ取り早い方法です。
一度薬をもらっておけば、それ以降は薬がなくなるまで病院にいく必要がないということもメリットです。
舌が白くなって注意すべきは口腔カンジダ症
舌が白くなる口内炎で注意すべきなのが口腔カンジダ症です。
主な原因はカンジダ菌とよばれるカビの一種です。
口腔カンジダ症の病原菌は弱く、口の中を清潔にして健康を保っていればなかなか発症することはありません。
しかし発症してしまうと厄介な病気でもあります。
口腔カンジダ症は多きく二つの症状に分けられます。
そのうちのひとつが偽膜性カンジダ症です。
口内の粘膜に白色の海苔のようなものができます。
この白いのりはブラッシングなどで取り除くことができますが、取り除いたあとに発赤やびらんが見られます。
カンジダ症のほとんどが偽膜性カンジダ症です。
もうひとつが萎縮性カンジダ症です。
こちらは白い海苔は見られずに粘膜が赤くなります。
物を食べたり飲んだりするときにヒリヒリした痛みを伴います。
症状が悪化すると味覚障害を起こすこともあります。
口腔カンジダ症は粘膜の接触で人から人へ感染します。
このような症状がある場合は早めに病院に行って診察を受けることをオススメします。
舌の白い口内炎は体からのSOS
舌にできる白い口内炎をはじめほとんどの口内炎は体からのSOSだと思ってください。
体が疲れていたり、免疫力が低下している場合は口内炎ができやすくなります。
またストレスで口内炎ができる場合もあるので、なるべくストレスをためないようにすることも大切です。
口内炎ができるとおいしい食事を楽しむこともできませんし、もしかすると知らない間に大切な人にうつしている場合もあります。
正しい生活でお口の中の健康を保ち、口内炎ができないように日ごろから気をつけましょう。
おかしいと感じたらすぐに一度病院で診察を受けてくださいね。