
私達は移動の手段として自動車を運転します。
ひと昔前に比べると今の車は故障が少なくなりました。
そのためトラブルの内容もかわってきています。
特に車のトラブルが多いのは夏や冬です。
エンジンやヘッドライト、燃料ポンプなどの故障が多くなるのもこの季節です。
トラブル回避のためには事前整備が重要ですので日頃から点検する習慣をつけましょう。
それではどのようなトラブルが多いのか詳しく説明していきます。
トラブルとは縁のない快適なカーライフを送ってください。
車のトラブルランキングとその原因
2位 タイヤのパンク
3位 インロック
車のトラブルでもっとも多いのはこの3つです。
特にバッテリー上がりはダントツの1位です。
次にタイヤのパンク、インロックと続いています。
それでは早速それぞれの原因と対処法を確認していきましょう。
【バッテリー上がり】
バッテリー上がりの原因は大きく次の3つがあげられます。
②バッテリーの寿命
③人為的なミス
①オルタネーターの故障
オルタネーターはバッテリーを充電させる働きがあります。
オルタネーターはエンジンの回転がベルトに伝わりオルタネーターを回します。
これによりバッテリーに電気を送り充電させますが、エンジン回転が低いと使用電気量の方が勝ってしまうため充電できません。
この条件が崩れた時はオルタネーターの故障になります。
②バッテリーの寿命
バッテリーは充電ができる電池のことです。
エンジンがある程度の回転で動いているときは充電されますが、エンジンがかかってないとき、エンジンをかけずに電装品(オーディオ等)を使うとバッテリーに蓄えられた電気は放電をはじめます。
バッテリーを充電して電気が貯まらなくなればバッテリーの寿命になります。
➂人為的なミス
ルームランプの消し忘れ
ヘッドライトの消し忘れ
鍵の位置がACC,IGONのまま
このようなものがあります。
【タイヤのパンク】
溝が少ない状態で走ってのバースト(破裂)
縁石等の障害物に当たりそこからの空気漏れ
【インロック】
インロックとは鍵を車内に残したまま鍵をかけてしまうこと。
故障時の対処法と事前整備
【バッテリー上がり】
①のオルタネーターの点検方法はエンジンをかけながら電圧を読み取ります。
ですがテスターが必要になりますので整備工場で見てもらった方がいいです。
簡易的な点検方法もご紹介します。
このときはアクセルを踏まずアイドリング状態にします。
次にバッテリーのマイナス端子を外しましょう。
外した時にエンジンが止まればオルタネーターで発電していないことがわかります。
※マイナス端子を外したまま長いこと放置すると負担がかかりますので短時間で確かめて下さい。
②バッテリーの寿命
メーカーにより基準がことなりますが、バッテリーの交換目安は2~3年くらいです。
また買い物や近所しか運転しない場合はバッテリーへ充分充電されないため寿命がはやくなります。
そのような人はたまには遠出をしたほうがいいと思います。
車を停車させてエアコンを付けてるとバッテリーに負担がかかります。
➂人為的なミス
こちらに関しましてはエンジンを切って鍵をかけた後に車の周りを1周するなど気を付けるしかありません。
少しの気遣いでバッテリーの寿命も延びますので、無駄な出費が減りお財布にも優しいですね。
最後に車通勤の人は朝バッテリーが上がると仕事にも遅刻し、車屋さんまたはロードサービスのお世話にならないといけなくなり出張費が発生します。
それを防ぐためにも2~3年毎の交換が経済的になってきます。
ブースターでのエンジン始動。
ロードサービスに頼む。
【タイヤのパンク】
釘とぶつけること以外は認識不足が原因になってきます。
タイヤの溝は残ってれば大丈夫!ではありません。
タイヤはゴムで出きていますので硬化、劣化をします。
古くなった輪ゴムは触っただけで切れたりしますよね。
タイヤも同じで古くなるとひびが入ります。
それが進むと亀裂になります。
最後は裂けてバーストします。
タイヤの交換サイクルは夏タイヤだと5年位。
スタッドレスだと3年位が目安になります。
これには硬度が関係しているからです。
タイヤの状態判断は溝の量と年数が大切になってきます。
またスタッドレスは夏タイヤより柔らかくできています。
なぜなら硬ければ雪の上で滑ってしまうからです。
古くなったスタッドレスを履いてると危険です。
唯一地面と接しているのがタイヤだけです。
危険を排除するために見直しましょう。
車を路肩に寄せスペアタイヤと交換する。
車載のパンク修理キットでなおす。
ロードサービスに頼む
【インロック】
うっかりがないように気を付けましょう。
また最近はスマートキーの車両が増えてきてインロックも減ってきました。
ですがスマートキーでもインロックするときがあります。
キーレスの電池がなくなりかけて誤作動。
運転席の鍵を開閉する装置の故障。
キーレスの電池は気付いたら切れてる事が多いので、車検毎に交換する癖をつけると心配がなくなります。
ボタン電池にも向きがありますのでご自身で交換するときは向きを間違えないようにしましょう。
スペアキーで開ける。
ロードサービスに頼む。
それ以外の故障時の対応
では上記以外のトラブルではどうすればいいのか。
車が動く時はまわりを十分確認し安全な路肩、駐車場に止める。
動かないけど近くに人がいる時は、声をかけ安全な場所まで押してもらう。
その時、ギアをニュートラルに入れサイドブレーキを戻し鍵の位置はIGONです。
動かなくて近くに誰もいない時はハザードを付け外で待機し助けが来るのを待ちます。
また事故を起こした時はその場を離れず車の外で待機して警察がくるのを待ちましょう。
車は移動の手段ではありますが、すごく便利な乗り物です。
少しの気遣いで便利な乗り物が当たり前のように動いてくれます。
これを維持するためにも日頃からのメンテナンスを充実させ快適なカーライフをおくりましょう。