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トランスジェンダーとはLGBTの一つ。心と身体の性が異なる彼らの生き方とは。

トランスジェンダーとはLGBTの一つ。心と身体の性が異なる彼らの生き方とは。

最近テレビや雑誌などのメディアで何かと話題にあがる「LGBT」であるセクシャルマイノリティ(性的少数派)。

レズビアン(L)、ゲイ(G)、バイセクシャル(B)、そしてトランスジェンダーの(T)、それぞれの頭文字をとって「LGBT」と呼ばれています。

現代社会の中で「これが普通」「こうあるべきだ」と思われている一般的な「性のあり方」の総称としてそのように呼ばれています。

レズビアンもゲイもバイセクシャルも同性または両性を愛する傾向があるのに対し、トランスジェンダーは「身体的には女性なのに心は男性」あるいは「身体的には男性なのに心は女性」といった「心と身体の性が異なる」ことを指します。

今年2016年のリオオリンピックで出場したトランスジェンダーであるアメリカのクリス・モージャー選手がナイキのCMに起用され、話題になったのは記憶に新しいところ。

そこで今日はそんな「トランスジェンダー」についてお伝えしたいと思います。

性が心と身体で異なるとは一体どんな感覚なのでしょうか?

そして生き方にどういった影響を与えるのでしょうか?


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トランスジェンダーとは? その割合はどれくらい?

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先程トランスジェンダーは「身体的には女性なのに心は男性」あるいは「身体的には男性なのに心は女性」といった心と身体の性が異なる人たちのことであるとお伝えしました。

トランスジェンダーは出生時に応じて割り当てられたジェンダー(性)と、自らのアイデンティティが一致しない人の総称で、身体の性別と心の性別が一致しないことで違和感を持ったり、あるいは既存のジェンダーのあり方に疑問を持ち、それを超えようとする人たちのことを言います。

疑問を持ち、超えようとするところにとても強い意思を感じますね。

自分の性別をどう捉えているか。

通常私たちは、女性であれば男性を、男性であれば女性といったふうに異なる性の人を愛する「異性愛者」が一般的とされています。

そういった一般的とされる人から見ると、「自分の性をどう捉えるか」といった疑問自体、なかなか沸いてこない感覚でしょう。

当然そういった悩みはありません。

けれど電通ダイバーシティラボが行った「LGBT調査2015」では、日本国内でのトランスジェンダーを含むLGBTの方の割合は7.6%と報告されて、その割合は13人に1人、左利きの方の割合とほぼ同じだと言われています。

会社や学校のクラスで、1人ないし2人はいる計算になります。

想像より多い感じがしますね。

けれど「性のあり方」については、超がつく程の「個人的」なことですし、相手や周囲に公言する必要も本来はない為、ベールに包まれています。

なかなか実際にLGBT含むトランスジェンダーの方を知る機会が少ないのが現状です。


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トランスジェンダーと性同一性障害(GID)との違いとは?

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トランスジェンダーはしばしば「性同一性障害(GID)と混合されることがあります。

自分の性に疑問を持っているという広義的な意味では同じだと捉えることもできると思いますが、狭義的だと違いがあります。

トランスジェンダーは 身体はそのままで別の性別で社会的生活を過ごす事を望む傾向があるのに対し、性同一性障害の方は外見も変えることを望む人たちのことを指します。

英語でGender(性の)、Identity(認識における)、Disorder(病気)の頭文字をとってGIDと呼ばれることからも性同一性障害は医学用語として多く用いられます。

ですので、性別適合手術といった外見の性別を変えるといった外科的医療も実際行われるのも性同一性障害の方達なのです。

けれどそれはそういった性的指向でない立場の人から見た判断基準で、何をもってトランスジェンダーと呼ぶか、性同一性障害と呼ぶかというのはとてもあいまいで、当事者ですら分からないといった現状もあるようです。

「身体と心の性別が異なる」彼らの生き方とは

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多様な意味合いをもっている「トランスジェンダー」。

先程の性同一性障害が医師、もっと言えば周囲や社会から呼ばれる、いわゆる「受け身」な呼び名に対し、トランスジェンダーは自らが自分のあるがままの性を認め、社会に公言していく「肯定的且つ能動的な態度」と見てとれることもできると思います。

それを象徴しているのが、冒頭でもお伝えしましたアメリカのクリス・モージャー選手。

彼は(元々は女性)2016年のリオオリンピックのデュアスロンという競技で男性として出場し、ナイキのCMにも起用されました。

モージャー選手は4歳の頃から自分の性別(女性)が心の性別である男性と一致しないことを認識していたと言います。

なので、女性選手として競技をしていても自分が本当の自分として戦っていない、そんなふうに違和感を感じていたと言います。

その違和感が結果的に「男性選手」としてアメリカ代表の座を目指す強い原動力となります。

そしてその前人未到のチャレンジは、初めて「男性選手」としてアメリカ代表の座を掴むという形で実を結びます。

身体的に男性が有利である中で、女性の肉体を持ちながら男性の中で勝つ、とてもハードルが高かったことでしょう。

けれどモージャー選手は諦めなかった。

彼は言います。

「トランスジェンダー選手としての転向を目指して以来、この5、6年間にやってきたことの全ては”Just Do It(ただやるだけ)”、その想いで進めてきました。私が男性を相手に互角に戦えるのかは分からなかったけど、とりあえず挑戦しました。今回の成功が教えてくれるのは、あらゆることは可能だということです。」と。

前人未到の領域にチャレンジするのですから、どうなるか分からない。

当然ですよね。

けれどチャレンジしたい、その想いを貫いたモージャー選手。

その過程では想像を絶する沢山の困難があったかと思います。

けれどそれを可能にしたのは原動力ともなったチャレンジする勇気。

彼の場合は「Unlimited Courage」(限界のない勇気)

そして”Just Do It(ただやるだけ)”

自分でこうだと思っていた限界を勇気を持って超え、ただやりたいこと、やるべきことを続けた。

ナイキのイメージ、そのものですね。

でも言葉にするととても簡単ですが、なかなか容易なことではありません。

だからこそそんな彼の生き方に多くの方が共感、尊敬しているのでしょう。

トランスジェンダーは色んな枠を超える一つの基準なのかもしれませんね。


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