
現在、対人恐怖症に悩んでいる方が非常に多いようです。
単に人と接するのが恐い人、会社や学校などで人とうまくコミュニケーションがとれない人と様々です。
そんな対人恐怖症ですが、原因がカフェインにあることをご存知ですか?
仕事で会話するときいつも緊張してしまう人に限ってコーヒーをよく飲んでいることがあります。
最近は大学生などにも多く見られるようで、就職活動などに影響しているようです。
不安な方はすぐにチェックして対人恐怖症を克服しましょう。
対人恐怖症はカフェインが原因かも?
カフェインと対人恐怖にはいったいどんな関係があるのでしょうか。
自分は対人恐怖症かもしれないという方。
思い当るところはありませんか?
実はカフェインが大きく関係しているのです。
対人恐怖症の人はコーヒーなどカフェインが多く含まれた飲み物をよく飲んでいる傾向にあります。
カフェインが与える影響について見ていきましょう。
カフェインが与える影響
カフェインはアルカロイドの1種であり、プリン環を持ったキサンチンの誘導体であり興奮作用があります。
カフェインはアデノシン受容体に拮抗することにより覚醒作用を示します。
要はカフェインには興奮、覚醒を促す成分が含まれているということです。
カフェインと聞いて真っ先に思い浮かぶのはコーヒーでしょう。
しかし、他にもこんな飲み物もあります。
1杯あたりのカフェインの量を紹介します。
エスプレッソ(50cc)⇒140 mg
コーヒー(150cc)⇒135 mg
インスタントコーヒー(150cc)⇒68 mg
栄養ドリンク(100cc)⇒50 mg
コーラ(500cc)⇒50 mg
紅茶(150cc)⇒30 mg
ウーロン茶(150cc)⇒30 mg
緑茶(150cc)⇒30 mg
意外にも玉露が一番カフェインを含んでいます。
玉露(ぎょくろ)とは、日本茶の一種で、一般的な日本茶と比べて旨み成分(テアニンやアミノ酸)が多く、渋み成分(カテキン類)が少なく甘みが特徴です。
エスプレッソとは、加圧状態で抽出かれたコーヒーで、濃厚な味わいが特徴です。
やはりコーヒーの1杯あたりのカフェインの量は多いと言えます。
対人恐怖とパニック障害の違いは?
ここで対人恐怖症とパニック障害の違いについて説明します。
対人恐怖症の人は常に「人前で失敗するのではないか」「恥をかくのではないか」「他人からバカにされたり、変な人と思われたらどうしよう」という心配を抱えています。
それによって大量の汗をかく、動悸がするなどの症状があります。
これは自律神経のうち、交感神経が優位になり、バランスが崩れているのです。
パニック障害は自律神経の失調に伴い様々な症状を引き起こす病気の一種で、非常に激しい発作が出る上様々な合併症を引き起こす可能性があります。
そんなパニック障害の原因には様々な説があるのですが、その内の一つである激しいストレスを与える原因といわれているのが対人恐怖症だそうです。
特に最近はこうした精神的なストレスを受ける人が増えてきており、こういった恐怖症を抱えている人の多くが症状を悪化させることでパニック障害になる事が多くなってきているそうです。
つまり対人恐怖症が悪化するとパニック障害になるということです。
カフェインを控えて対人恐怖症を克服する
人と話すのが苦手な人、人と話すと緊張する人はカフェインなどの覚醒、興奮作用がある食べ物や飲み物は控えた方がいいでしょう。
パニックになって、それで人に迷惑をかけてさらに緊張してパニックになるという悪循環なってしまわないように気を付けてください。
カフェインのほかにも、覚醒、興奮作用のあるものを調べました。
【チョコレート】
チョコレートには実はカフェインが含まれています。
特にチョコレートの原料であるカカオにカフェインが多く含まれており、高カカオを謳っているチョコレートは、カフェインの含有量が普通のものと比べて2倍程度多くなります。
【アルコール】
お酒を飲んだ時の高揚感、解放感はアルコールから来ています。
こちらも覚醒、興奮作用があるので気を付けてください。
それとブランデー入りのチョコレートも要注意ですね。
あちらはカフェインとアルコールが両方入っているのでとても危険です。
コーヒーと一緒に摂取なんてことになるともう最悪ですね。
対人恐怖症の方はやめておきましょう。
対人恐怖症を克服して素敵な生活を
ちなみに自分でパニック障害かもしれない、パニック障害の自覚がある方は専門のお医者さんに診てもらいましょう。
その場合、専門は心療内科になります。
意外と考えすぎということもあるようなので、一度病院に行くと安心できるかもしれませんね。
以上がカフェインと対人恐怖症の関係になります。
いかがでしたでしょうか。
普段コーヒーやお酒を飲むのが当たり前になってる人は、意識するだけでも変わってくると思います。