
みなさんは『失声症』という病気をご存知でしょうか?
最近はフリーアナウンサーの中田有紀さんがこの病気を発症してしまい、原稿を読む声がかすれてしまっています。
声がかすれる程度ならまだ症状は軽いほうですが、ひどい場合は声が全く出なくなってしまう恐ろしい病気です。
中田有紀さんなどはアナウンサーという職業柄声を失ってしまうと、職を失ってしまうのと同じことです。
そうなると死活問題です。
声を失うということは日常生活にも支障をきたしてしまいますし、できるのであれば事前に対策をして病気を発症しないようにしたいものです。
ここではそんな恐ろしい病気『失声症』について説明していくとともに、その原因や対策についても説明していきたいと思います。
中田有紀さんを苦しめる『失声症』とはどんな病気?
失声症とは主にストレスや心的外傷によって声を発することができなくなる病気です。
中田有紀さんのように声がかすれてしまったり、声が震えてしまうといった症状もあります。
過去には皇后美智子さまや歌手の相内里菜さん、タレントの山口もえさんなど失声症を発症しています。
その他にもテレビドラマや映画、漫画などでも失声症を患った人物が登場する作品は数多く存在します。
そんな失声症を患ったことのある人の共通点、それはほとんどが女性だということです。
失声症は圧倒的に女性に多く見られる病気なのです。
失声症は心身共に不安定な時期に発症しやすいといわれています。
中田有紀アナウンサーの場合は、祖母の死が直接的な原因ではないかといわれています。
また、アナウンサーは朝が早い方が多いため、生活リズムの乱れが懸念されています。
早朝のニュース番組などに出演されているアナウンサーなどは注意が必要といえます。
中田有紀アナウンサーも「Oha4!」という早朝のニュース番組に出演しています。
失声症を発症しないようにするにはできるだけストレスを溜めないようにすることが大切です。
失声症の治療方法は?
失声症の治療方法は薬によるものや、カウンセリングなどがあります。
原因が心的外傷の場合は、カウンセリングでその要因を解消していきます。
ちなみに、ここでいう薬というのは失声症を直接治すものではなく、精神安定剤や抗うつ剤をさします。
また、人によっては治療しなくても自然に治る場合があります。
しかし、症状がひどい場合は半年から1年以上の治療が必要になる場合もあります。
声が出なくなった場合は発生練習などのリハビリを要する場合もあります。
冒頭に紹介した皇后美智子さまや芸能人の方々も病気を発症したときは公務や芸能活動を休止していました。
ストレスから遠ざけることが必要なため、仕事などは一度休んだほうが回復が早い傾向にあります。
中田有紀アナウンサーの場合、現在に至るまで休養に入っていないため少し心配です。
失声症にならないために
失声症にならないためには兎にも角にもストレスを溜め込まないことです。
心的外傷は突発的なことが多いのですが、それ以外のストレスは日々の積み重ねによるものです。
ハードワークなどもストレスの原因になりますので、休みの日などは好きなことに専念し、ストレスを発散するようにしましょう。
また、睡眠不足は心身ともに悪影響を与えます。
意味のない夜更かしは控えて、しっかりと睡眠を確保するようにしましょう。
また、急に声が震えたり、かすれたりした場合は危険信号です。
発生ができなくなる前に、一度病院で診察してもらいましょう。
失声症にはオルゴールが効果的だった!
また、失声症の予防や治療にはオルゴールが効果的ともいわれています。
これはオルゴール療法と呼ばれるもので、薬を使わないで自立神経とホルモンの分泌を正常にし、様々な疾患を同時に治療していく療法です。
これはオルゴールの周波数が脳の機能を改善し、回復させてくれるというものです。
オルゴールが奏でる高周波や低周波の響きは心身の恒常性を保つにはとても効果的だそうです。
確かにオルゴールの音色に癒されるという人は多いでしょうし、逆にオルゴールの音色が嫌いだという人は少ないでしょう。
基本的にオルゴールの音色であればどんな音楽でも効果があるようですが、現在は特に脳にいいとされているメロディも開発されているようです。
寝る前や、自宅でのティータイムなどにオルゴールを取り入れることで日ごろのストレスを緩和することができるかもしれませんね。
失声症はあなたが思う以上に身近な病気
このように失声症はアナウンサー以外でもなりうる可能性があります。
特に心身が不安定になりやすい女性は要注意が必要な病気です。
日ごろからストレスを蓄積しないように、趣味やオルゴールでストレスを発散することが大切です。
また、突発的に心的外傷を負った場合は、周りに相談できる人を探し、一人で抱え込まないようにすることが大切です。
失声症は誰でも発症する可能性があります。
自分は大丈夫と思っていても心や体は意外と疲れていたりするものです。
日ごろからなるべく無理をせず、異変を感じたら早めに診察を受けるようにしましょう。