
日本だけでなく、世界各国から人が集まる場所、古都「京都」。
そんな日本屈指の観光地である京都も10月終わり頃から紅葉の見頃を迎えます。
伝統ある寺院や趣ある風景の中で見る紅葉はまた格別です。
さらに夜間ライトアップされる紅葉は昼間の雰囲気とガラッと変わって、とっても幻想的。
そこで今日はそんな二つの顔を併せ持つ京都の紅葉の名所をお伝えします。
穴場的なスポットもあるので、是非秋の京都を満喫して下さいね。
京都の紅葉2016年の見頃時期はいつ頃?
京都の2016年の紅葉の見頃はほぼ例年通りと予想されています。
なので、早いところで10月末、多くは10月終わりから12月頭にかけてが見頃となる予想です。
なので一か月通して楽しめる11月はまさに「紅葉月間」ですね!
このころは色づきもよく空気も澄んでいるので、「紅葉狩り」にはピッタリ!
場所によっては山の周辺までもきれいに見えるそうですよ。
一人でじっくり静かに回るもよし、デートや友人、家族と一緒に出掛けるもよし、もちろん団体旅行で訪れるのもよし、観光名所満載の京都の紅葉は色んな楽しみ方ができそうですね。
ただしライトアップ時の夜間などは急激に気温が下がります。
かなり冷え込む場合がありますので、上着や羽織れるものを一枚余分に持参しておきましょう。
ライトアップの名所は? 昼間と違った幻想的なシーンも格別!
昼間に見る紅葉ももちろん美しく魅力的ではありますが、夜のライトアップはとても幻想的で違った魅力があります。
素顔でもきれいな女性が夜お化粧をして一段とキレイに輝く、そんな感じでしょうか?
そういう意味では、紅葉はとてももお化粧上手、一段と魅力が増します。
青蓮院門跡(しょうれんいんもんぜき)(京都市東山区)
青蓮院は皇室や摂関家の子弟が入寺する門跡(もんぜき)寺院で、皇族出身の親王の称号が与えられた僧侶が代々門主(住職)になるという格式ある寺院なんだとか。
ですので室町時代では室町幕府6代目将軍足利義教が門主を務めています。
境内内には京都市の天然記念物であるクスノキの巨木が何と5本もあり、その姿は寺院を守っているかのよう。
光と関係が深い寺院として有名で、今年はライトアップにマイナーチェンジが施されているそうです。
大小1,000個の照明器具を使って格調高い池泉廻遊式庭園や境内をあまるところなくライトアップされるので、その景観はまさに芸術レベル。
かなり期待ができそうです。
私たち一人一人が光そのものでその願いがライトアップされることにより、天まで届きますように、そんな願いが込められているそうです。
有難いことですね。
期間:10月30日(日)~12月6日(火)頃
時間:18時~22時まで
拝観料:大人800円 小中高生400円
アクセス:京都市営バス5・46・100系統 「神宮道」下車 徒歩3分
地下鉄東西線 「東山駅」下車 徒歩5分
住所:京都府京都市東山区粟田口三条坊町69-1
電話:075-561-2345
高台寺(京都市東山区)
京都でも常に上位、全国的に有名な名所で、人気のスポットです。
慶長11年(1606年)、豊臣秀吉の菩提を弔う為に正室であったねねが建立したと言われています。
ですので、「秀吉ねねの寺」とも言われています。
可愛い名前ですね。
開山堂、霊屋、観月台、茶室の傘亭、時雨亭など開山時の建物が今もなお現存しています。
美しい庭園は桃山時代を代表する池泉回遊式庭園で知られる小堀遠州(こぼりえんしゅう)氏作で、色彩のコントラストの美しさは必見!
また高台寺は竹林のライトアップも有名。
すっと伸びた美しい竹林は紅葉とはまた違った趣を感じさせてくれます。
期間:10月21日(金)~12月11日(日)
時間:日没~22時まで
拝観料:大人600円 小中高生250円
アクセス:京都駅から市営バス206(東山廻り)に乗り、東山安井停下車 東へ徒歩5分
住所:京都府京都市東山区高台寺下河原町526
電話:075-561-9966
知恩院(京都市東山区)
知恩院は浄土宗の総本山で、入寂された遺跡に建つ由緒ある寺院です。
今年の知恩院は日本最大級の木造二重門である「三門」や宮崎友禅斎を祀る「友禅苑」という庭園、阿弥陀如来立像をお祀りする「宝彿殿」がライトアップされますよ!
また11月3日から5日にかけては、薩摩琵琶コンサートが行われ、琵琶法師のごとく、「法然上人の御一代記」の弾き語りや、ニュージーランドからきたお坊さん、ウイズフォード・スティーブンのお話会といったイベントも紅葉に花を添えます。
期間:11月3日(木・祝)~12月4日(日)
時間:17:30~21:30まで
拝観料:大人800円 小中生400円
アクセス:市バス(四条河原町から)31・46・201・203号系統 『知恩院前』停留所下車 徒歩5分
住所:京都市東山区林下町400
電話:075-541-5142
人込みを避けるなら穴場的スポットへ
京都の紅葉は全国的に有名なので、市街地はどうしても込み合います。
人込みが苦手な方にとっては辛いでしょう。
そんな方は少し離れた名所へ足を延ばしてみてはいかがでしょう?
三千院(京都市左京区)
「京都~大原三千院」という歌にもなっている「三千院」。
京都市街地からは少し離れている為、市街地と比べると人が少なくとても静かで落ち着ける場所です。
穴場的スポットです。
国宝の阿弥陀三尊をはじめ、多くの文化財が安置されています。
杉木立に囲まれた有清園には杉村孝作氏によるわらべ地蔵が各所に配置されていて、お庭を観覧する人の心を和ませているそう。
一人静かにしっとりとした時間を持ちたい方には特におススメの寺院です。
12月8日~2月 9:00~16:30 (閉門17:00)
拝観料:一般 700円 中高校生 400円 小学生 150円
住所:京都市左京区大原来迎院町540
電話:075-744-2531
善峯寺(よしみねでら)(京都市西京区)
善峯寺は平安時代に開かれたお寺で、山の中服に位置しています。
境内全体を30分から40分程かけてお参りする回遊式庭園です。
境内は3万坪もあるんだとか!
この広大な境内と向かいの山全体が黄色や赤色に染まり、山寺ならではの紅葉が楽しめます。
またこのお寺はJRのCM「そうだ、京都へ行こう!」のポスターにもなったところ。
そんなミーハー気分も携えて、女優気分で回るのもおススメです!
拝観料:大人 500円 高校生 300円 小中学生 200円
住所:京都府京都市西京区大原野小塩町1372
電話:075-331-0020
アクセス:JR向日町駅または阪急京都線長岡天神駅からタクシー約20分
いかがでしたでしょうか?
秋を鮮やかに彩る紅葉。
秋の深まりを目でそして心で感じて下さいね。
あなたに合った紅葉狩りが出来ますように。