
夏の風物詩といえばお祭り。
そしてそのお祭りで欠かせないものと言えばやっぱり金魚すくい。
彼氏と出かけた夏祭りで、彼氏が女子の為に頑張ってとってくれた金魚ちゃん。
プレゼントしてもらったこと自体は嬉しいけど、どうやって飼えばいいか飼い方が分らない。
そんな境遇に陥った経験がある女子も少なくないはず。
さすがに「いらない」とも言えないし、次に彼氏が遊びに来た時に「死んじゃった…」とも言いたくない。
そんな、悩める女子の為に今回は金魚を簡単に飼う方法を紹介します。
金魚をポンプなしで飼うことは可能なのか?
もちろん、ポンプなしで金魚を飼うことは不可能ではありません。
金魚鉢風の入れ物に水をはって、金魚を入れる。
でも、この方法で金魚を飼うと可哀想なことに彼らの寿命は数日になってしまうでしょう…
※1匹2匹だけの場合、大きな器に水草を入れ屋外でなら育てることは可能です。
せっかく出逢った命。
金魚達と末永く過ごすにはやはりポンプは必要です。
金魚を飼うのに必要な備品類
金魚の飼育用品はペットショップで大抵は揃います。
必要な物がセットになってお得な商品もあるはずなのでチェックしてみてください。
なお、基本的には金魚の飼育には下記の様な物が必要です。
水槽
水槽は、これから飼う金魚の数やサイズによって大きさを選びます。
さすがに夏祭りで金魚すくいをした程度では2、3匹でしょうが、大漁?だったときのことも考えて大きいサイズも紹介しておきます。
金魚サイズ | 金魚の数 | 水槽サイズ |
---|---|---|
小 | 1-2 | 30cm |
小 | 3-5 | 40cm |
小 | 5-10 | 60cm |
大 | 1-2 | 30cm |
大 | 3-5 | 60cm |
大 | 6-10 | 100cm |
ぶくぶく、循環式ポンプ
金魚鉢や水槽にぶくぶくや循環式ポンプを入れずに金魚を飼った場合、水が綺麗に浄化できない為、数日で金魚は死んでしまいます。
ただ泡がでるだけの装置であるぶくぶくでもないよりはマシですが、あまり効果はありません。
金魚を長生きさせたいなら、循環式ポンプを用意しましょう。
最も水の浄化効果が期待できるのは、ぶくぶくと循環式ポンプの併用ですので、余裕がある人は両方入手しましょう。
バケツや洗面器
金魚の水槽の水は定期的に変えてあげることが必要。
また、使用する前にはカルキ抜きをしないといけないので、水槽とは別の容器が最低一つ必要です。
カルキ抜き剤
家庭の水道の水にはカルキ(塩素)が含まれています。
金魚にとってカルキは天敵なので、必ずカルキ抜きを行ってから金魚の水槽に入れなければなりません。
流れとしては、バケツや大きな洗面器に水を入れてカルキ抜き剤を入れ1日放置します。
その水を使用し、翌日に金魚の水槽の水替えを行います。
バクテリア
金魚の水槽に入れて使用します。
バクテリアには金魚のフンを分解したり、水槽の水質を綺麗に保つ効果があります。
これは金魚を飼う上で最も重要といっても過言ではないことで、いくら他のことを完璧にやってもバクテリアを忘れていると金魚は長生きできません。
水草
水質を綺麗に保つ為に水草も入れておきましょう。
また、暑い時などに金魚の隠れる場所にもなりますので金魚の精神衛生上もあった方がよいです。
水草自体も生き物なので最低1日に小一時間は光りをあてて光合成をさせてあげてください。
金魚を飼う時の注意点
金魚を飼育するのに必要な道具を揃えたら次に注意点を理解しておきましょう。
いくら、道具をしっかりと揃えても重要ポイントを押えずに飼育すれば金魚は長生きできません。
水槽の設置場所は必ず涼しい場所に
水草を入れたりするので、光りが当たることを意識しすぎて直射日光が当たる窓辺に水槽を置く人が稀にいますが、絶対にやってはいけないことです。
水槽内の水温が上がると金魚はどんどん弱っていきます。
魚が生息している海の水は夏日でも冷たさを保っていますが、少ない水しか入っていない水槽は春や秋でも直射日光が当たり続ければすぐにお湯と同じ状態になります。
屋外に置く場合でも絶対に日よけを設置しましょう。
水の交換頻度はほどほどに
循環式ポンプや水草、バクテリアなどを入れている水であれば、頻繁に交換する必要はありません。
むしろ、せっかく金魚の成長が上手くいっているのであれば無理に交換する必要もありません。
水が明らかに汚れている、金魚が元気がないなど何かしらの問題が発生した場合のみ水の交換を行いましょう。
餌の与えすぎに注意する
可愛いからといって金魚に餌をたくさん与える人がいますが、食べ残しが出た場合、水質を悪くしてしまうだけなので、金魚が1度に食べられる量以上は与えない様にしてください。
最初は分量が分らなくても、何度か与えている内に金魚達の食欲が分かってきます。
夏祭りの金魚とペットショップの金魚
非常に残念なことですが、ペットショップの金魚に比べて夏祭りなどの金魚は長生きしないことが多いです。
これは、夏祭りの金魚が最初から病気を持っていることがほとんどだからです。
また、金魚すくい業者によっては、病気の金魚を無理やり生かすために餌に混ぜて投薬をしているケースもあります。
自宅で飼い始めると当然 投薬は止まりますので一時後に全ての金魚が死んでしまうということも珍しくはありません。
なので、もし既にあなたがペットショップの金魚を自宅で飼っている場合などは、絶対に夏祭りの金魚を水槽内で混ぜない様にしておきましょう。
病気がうつってしまい、元々元気だった金魚達にも死が忍び寄る可能性があります。
もちろん、絶対に夏祭りの金魚がすぐに死んでしまうわけではありませんので、出来る限り大事に大事に育ててあげましょう。
なお、本来 金魚は寿命が10年~15年とされている長寿の魚です。
あなたの元にたどり着いた金魚が末永く一緒に育つことを祈ってます。