
手足の冷えに悩んでいる人はとても多いです。
特に女性に多いのですが、男性や高齢者も注意が必要です。
冷えは血圧や自律神経が密接に関係しています。
これにより、糖尿病やめまい、しびれなどが起きることもあります。
ここでは体質を改善するための規則正しい生活を紹介していきます。
女性だけではなく、是非男性にも見ていただければと思います。
自律神経を保つためにストレスをためない
手足の冷えは男性やりも筋肉量の少ない女性の方が多く、特に低血圧の人ほど多いです。
ではなぜ手足が冷えるのか?
それには副交感神経が関係してます。
交感神経と副交感神経はお互いがバランスよく働くことにより健康を保てます。
ストレスが溜まるとこのバランスが崩れるため自律神経に影響を及ぼします。
交感神経は朝起きてから寝るまで働きます。
副交感神経は交感神経が受けたダメージを寝ている間にケアして元気な状態に戻します。
手足の冷えが起きる原因は末梢血管の血行が悪いからです。
また手足は心臓から一番遠く血が巡りづらいのです。
血圧とは何か?
血圧とは血液の圧力により血管の壁が押される力のことです。
心臓はポンプの役目をしています。
心拍出量とは心臓から送り出される血液の量です。
血管の硬さは血管抵抗になります。
心拍出量が大きくなれば血圧が上がり、血管抵抗が小さくなれば血圧は下がります。
これにより低血圧の人ほど心拍出量が少ないため血の循環が悪くなり、心臓から一番遠い手足の先が冷えます。
新陳代謝を高める
生活習慣の見直しの3本柱は運動、食事、睡眠になります。
運動はハードなものからソフトなものまでたくさんありますが、これから無理なく続けれるものを選ばないといけません。
ジョギング、サイクリング、水泳、腕立て伏せ、腹筋、縄跳びなど。
運動ではありませんが、半身浴やマッサージも体を温めてくれます。
また手足の指を動かすのも効果的です。
運動は長く続けることが重要ですので体に負担をかけずにできるものを毎日しましょう。
それにより手足の冷えが改善されていきます。
食事で手足の冷えを改善
食事は毎日口にするからこそ食材を選んで調理したいですね。
そのひと手間こそ体質改善に役立ちます。
ではどのような食材がいいのか?
体を芯から温める食べ物は以下のものが代表的です。
・寒い地域で取れるもの
・味の濃いもの
・塩気のあるもの
・地面の中で育つもの
・茶色いもの
では具体的にはどのような食材になるのか。
それは次のようになります。
みかん、小松菜、たら、ぶり
●寒い地域で取れるもの
ブドウ、リンゴ、さくらんぼ
●味の濃いもの
ニンニク、ニラ、醤油、味噌、生姜
●塩気のあるもの
塩辛、お漬物
●地面の中で育つもの
ごぼう、ニンジン
●茶色いもの
ごぼう、黒砂糖、小豆、黒豆、カボチャ
ちなみに体を冷やす食べ物はアイスクリーム、生野菜、白砂糖などです。
冷え改善には睡眠も大切
睡眠には何時間以上と決まりはありませんが、短すぎても長すぎてもよくありません。
ご自身にあった睡眠時間をみつけましょう。
個人差はありますが、すっきり目覚めれる目安となる時間は90分刻みが効果的です。
一度意識してみてください。
高齢者はめまい、しびれ、糖尿病に要注意
今までは低血圧に関することでしたが、高血圧だとどのような症状になるのでしょう。
頭痛、めまい、しびれ、耳鳴り、肩こり、貧血など
動悸、頻尿、呼吸困難、むくみなど
改善方法の全てが食事内容ではありませんが、低血圧より高血圧の方がより食事バランスが求められます。
規則正しく1日3食を決まった時間に食べる。
暴飲暴食をせずに腹8分目までにする。
塩分を控えめにし野菜を摂取する。
煙草、アルコールをやめる。
高血圧によい食材は、ごぼう、酢、ニンニク、貝などがあります。
男性も適度な運動で生活改善を
運動は有酸素運動が効果的です。
特にジョギング、水泳、腕立て伏せなどがオススメです。
それとは反対に短距離走などの無酸素運動は血圧を上げますので控えて下さい。
睡眠に関しては自身のサイクルにあった適正な睡眠時間をとりましょう。
また高血圧の人で寝ているときにいびきをかく人は要注意です。
睡眠時無呼吸症候群ななっている可能性が高いです。
睡眠時無呼吸症候群とは2種類あります。
低呼吸:呼吸は止まりませんが10秒以上にわたり換気量が半分以下になること。
7時間の睡眠中に無呼吸、低呼吸が30回以上おきる。
または1時間の睡眠中に無呼吸、低呼吸が5回以上おきる。
このような症状に心当たりのある人は要注意です。
一度、医師の診断を受けることをオススメします。
手足の冷えと血圧の関係から始まりましたが、たどり着くところは、良い食事、良い運動、良い睡眠が大切になります。
これからも規則正しい生活を送り病気とは無縁の身体づくりを目指しましょう。